江別市大麻の歯科医が教える歯とお口のこと 虫歯の予防と進行を止めるフッ素には色々な種類がある理由について

虫歯を予防する時に使用するフッ素には実際に使用する時には様々な種類があります。

正しくは、フッ素だけでは存在しません。

イオン状態で存在するためです。

ここでは分かりやすく説明する為にフッ化物の入った薬剤をフッ素と言い換えて説明します。

歯磨き粉もフッ素が入っていますし、虫歯予防のフッ素と初期の虫歯の進行を止めるフッ素ではフッ素自体の種類が異なることがあります。

ただし、フッ素にばかり、頼って歯磨きをおろそかにすると本末転倒です。

フッ素はあくまで補助的な虫歯予防や抑制効果と考えましょう。

フッ素の分類方法として虫歯予防の効果だけのフッ素と虫歯の進行を抑制するフッ素を別に分ける分類法もありますが今回は分かりやすくするために一緒に説明します。

1.虫歯を予防するフッ素について

江別市大麻の歯科医が教える歯とお口のこと ホームジェル

 

一般的に患者さんが最も多く接する虫歯予防のフッ素は歯磨き粉に含まれているフッ素だと思います。

フッ素に対する全身影響(これは少量ならばないと考えられますが)を考慮して意図的にフッ素を含まない歯磨き粉もありますが、普通の市販の歯磨き粉にはフッ素が含有されています。

今回詳しく説明するのは通常よりも高濃度のフッ素を含む歯磨き粉です。

色々な種類がありますが代表的なものはこちらの写真(ホームジェル)になります。

こちらの歯磨き粉にはフッ化第一スズというフッ素の成分が入っています。

大人でも子供でも使用できますが、私自身は小児にお勧めしています。

このような高濃度のフッ素を含む歯磨き粉は毎回使用することはありません。

虫歯になりやすいリスクが高い人は毎回使用した方が良い場合もありますが、11回程度もしくは23日に1回程度の使用である程度の虫歯予防効果があります。

2.歯科医院で塗布する虫歯予防に使用するフッ素について

江別市大麻の歯科医が教える歯とお口のこと フローデン

 

こちらは、虫歯になっていない状態で使用するフッ素です。

商品名はフローデンというもので、1ml中にフッ化ナトウムというフッ素が20.0mg入っているものです。

高濃度のフッ素なので予防効果は高いですが、こちらのフッ素は歯科医師もしくは歯科衛生士しか扱うことができません。

このフローデンを塗ったあとはフッ素の効果を発揮する為に30分位は食事をしたり、うがいをしたりしない方が良いです(気持ち悪く感じた場合は唾だけ捨てるようにして下さい)。

こちらのフッ素はフッ素イオンとしても虫歯予防に対する効果があるので非常に良いのですが自費治療(500~1000円程度が多いとおもいます。歯科医院にお尋ね下さい)になるので注意が必要です。。

3.初期の虫歯に対する抑制効果があるフッ素について

1)サホライドについて

 

こちらはフッ化ジアミン銀という今までのフッ素とは違う成分です。

こちらのフッ化物と銀による作用で、虫歯に対する抑制効果は非常に高いのですが、虫歯の部分に入ると黒くなってしまうと言う欠点があります。

また、進行した虫歯においては効果を発揮しません。

1度塗っただけでは効果が薄いので数度虫歯に塗布してあげる必要があります。

成人でも使用できますが、黒くなるので冠をかぶせた部分と歯と歯肉の境目など目立たない部分に使用することが多いです。

乳歯がはえている小さいお子さんに関しては、黒くなると言うことを了承してもらった上でこちらの薬剤を使用することで結構な虫歯抑制効果が発揮されます。

このサホライドを使用する理由は、小さいお子さんで削るのが困難な場合などです。

数度塗るだけで虫歯の進行を抑制するので多くの歯科医師が使用する薬剤なのです。

2)フルオロゼリーについて

江別市大麻の歯科医が教える歯とお口のこと フルオロゼリー

以前はこれと違う製品(フロアゲル)があったのですが発売中止になったので、現在はこちらの製品で初期の虫歯に対して進行抑制をはかります。

りんごの香りがついていて以前の製品よりは使用しやすくなっています。

こちらの製品には1gの中にフッ化ナトウムというフッ素が20.0mg入っています。

フローデンとの違いはゲル状になっているかいないかです。

こちらも、この薬剤を塗った後30分ぐらいはうがいなどを行わずつばだけを捨てるようにしてください。

こちらのフッ素が優れている点は、サホライドのように黒くならないと言う点が優れていますが、虫歯の予防効果がメインで進行抑制効果と言う意味においてはサホライドの方がはるかに優れています。

このようにフッ素と言っても色々な種類があるのです。

まとめ

虫歯の予防にはフッ素がすぐれていますが、メインは歯磨きと考えて下さい。ただし、フッ素を併用することでさらに予防効果が高まります。サホライドというフッ素もありますが、フッ素と銀の成分によって虫歯の進行を抑制します。

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